墓じまいとは?後悔しないために知っておきたい「墓じまい」と「改葬」の違い
「お墓が遠くて、なかなかお参りに行けない」
「子どもにお墓の負担を残したくない」
「将来、お墓を守る人がいなくなってしまう」
そんな理由から、近年「墓じまい」を考える方が増えています。
しかし、墓じまいは単純に「お墓を撤去すれば終わり」というものではありません。
お墓から取り出したご遺骨を、その後どこで、どのように供養するのか。
そこまで考えて初めて、本当の意味での「墓じまい」が完了します。
「そらのあと」では、墓石の撤去だけではなく、改葬先の選定から寺院との相談、行政手続き、ご遺骨の移動、納骨まで、墓じまいに関わる一連の流れをサポートしています。
「墓じまい」と「改葬」は同じではありません
まず知っておきたいのが、「墓じまい」と「改葬」の違いです。
墓じまいとは
墓じまいとは、現在のお墓からご遺骨を取り出し、墓石を解体・撤去して、墓地を更地の状態に戻し、墓地管理者へ返還することです。
つまり、
「今あるお墓をなくすこと」
が墓じまいです。
改葬とは
一方、改葬とは、お墓から取り出したご遺骨を、別の墓地や納骨堂、永代供養墓などへ移して、改めて供養・納骨することをいいます。
つまり、
「ご遺骨のお引っ越し」
が改葬です。
そのため、墓じまいを考えるときには、
「お墓を撤去した後、ご遺骨をどうするのか?」
を必ずセットで考える必要があります。
墓じまいは「撤去して終わり」ではありません
長い年月が経ったお墓でも、ご遺骨がなくなっているとは限りません。
資料では、50年以上経過しているお墓であっても、ご遺骨が残っているケースが示されています。
そのため、
「古いお墓だから、ご遺骨はもうないだろう」
と考えてしまうのは避けたほうがよいでしょう。
お墓を取り壊す前に、ご遺骨の状態や納骨されている人数などを確認し、その後の供養方法まで考えることが大切です。
墓じまい・改葬に必要な9つの工程
墓じまいは、石材店に依頼して墓石を撤去するだけでは完了しません。
大きく分けると、次のような流れになります。
① 改葬先を決める
まずは、ご遺骨をどこへ移すのかを決めます。
たとえば、
- 新しいお墓
- 永代供養墓
- 合祀墓
- 納骨堂
- その他の供養先
など、さまざまな選択肢があります。
大切なのは、単に「安い場所」を選ぶのではなく、ご家族の希望や宗派、今後のお参りのしやすさなどを考えて選ぶことです。
② 現地調査・見積もり
現在のお墓の場所や大きさ、墓石の状態、搬出経路などを確認します。
墓じまいの費用は、お墓の大きさや立地、石材の量、搬出条件などによって変わります。
そのため、事前の現地確認が重要です。
③ お墓の管理者・寺院へ相談する
墓じまいをする場合、現在のお墓を管理している寺院や墓地管理者への相談が必要になります。
特に寺院墓地の場合は、これまでお世話になったお寺との関係にも配慮しながら進めることが大切です。
「墓じまいをしたい」と一方的に伝えるのではなく、これまでのお礼を伝えたうえで、事情を説明し、相談しながら進めていきましょう。
④ 行政手続きを行う
改葬を行う場合には、所定の行政手続きが必要になります。
必要な書類や手続きは状況によって異なるため、早めに確認しておくことが大切です。
「そらのあと」では、こうした手続きについてもサポートしています。
⑤ 閉眼供養などの法要を行う
墓石を撤去する前に、これまでお墓を守ってきたご先祖様に対して、閉眼供養などの法要を行います。
宗派や寺院によって考え方や進め方が異なるため、菩提寺などに相談して進めることが大切です。
⑥ 墓石の撤去・原状回復工事
法要や必要な手続きが済んだら、墓石を撤去します。
墓石や外柵などを解体・搬出し、墓地を原状回復したうえで、墓地管理者へ返還します。
⑦ ご遺骨を移動する
取り出したご遺骨を、決めておいた改葬先へ移します。
⑧ 改葬先で納骨・供養する
新しい墓地や永代供養墓などで、ご遺骨を納骨します。
⑨ 最後の納骨まで確認する
墓石を撤去しただけで終わりではありません。
ご遺骨が最終的にどこへ納められたのかまで確認して、墓じまい・改葬は完了します。
「そらのあと」では、この最後の納骨までを一つの流れとして考えています。
「なぜ、お墓が必要なのか?」を考えてみる
墓じまいを考えるとき、もう一つ大切なのが、
「そもそも、お墓にはどんな意味があるのか?」
ということです。
古来の諸説では、人が亡くなると、身体から「魂魄」が抜け、その後「魂」と「魄」に分かれるとされます。
魂は天へ、魄は地へ。
そして、ご遺骨をお墓に納めることは、肉体として残ったものを大地へ還すための一つの仕組みとして考えられています。
こうした考え方を知ると、
「どこに納骨しても同じ」
ではなく、
「これからご遺骨をどこで、どのように供養していくのか」
を考えることの大切さが見えてきます。
墓じまいをすること自体が目的なのではなく、その先にある「供養」を考えることが大切なのです。
改葬先を決める前に知っておきたいこと
「土に還ること」を考える
その魂魄の考え方から、ご遺骨は最終的に大地に接することが望ましいという考え方が示されています。
そのため、改葬先を選ぶ際には、納骨の方法や場所についても考えておく必要があります。
合祀墓という選択肢
改葬先の一つとして「合祀(ごうし)」という方法があります。
合祀とは、複数の方のご遺骨を共同のスペースに納める方法です。
個別のお墓を建てる場合と比べて、比較的費用を抑えながら永代供養をお願いできるというメリットがあります。
一方で、一度合祀して共同のスペースへ納骨すると、二度とご遺骨を取り出すことができない場合があります。
そのため、
「費用が安いから」
という理由だけで決めるのではなく、ご家族が納得したうえで慎重に選択することが大切です。
生前に「墓じまい」を考えるという選択
墓じまいは、亡くなってからご家族が行うものとは限りません。
むしろ、元気なうちにご自身で考えておくことには大きな意味があります。
たとえば、
- ご自身に身寄りがない
- 身寄りはあるものの、疎遠になっている
- 子どもや親族が遠方に住んでいる
- 将来、お墓を守る人がいない
このような場合には、元気なうちに墓じまいについて考えておくことをおすすめします。
何も決めないままお墓を残してしまうと、将来、後継者がいなくなり、「無縁墓」となってしまう可能性があります。
墓地の管理者にとっても、無縁墓の撤去や公示など、さまざまな負担につながります。
だからこそ、
「自分が元気なうちに、後に残す人の負担を減らしておく」
という考え方も、終活の一つなのです。
墓じまいは「お墓をなくすこと」ではなく「供養の形を整えること」
墓じまいという言葉を聞くと、
「先祖のお墓をなくしてしまう」
という寂しさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、本当に大切なのは、お墓を残すことだけではありません。
ご先祖様のご遺骨をどのように供養していくのか。
そして、これから先の世代にどのような形で受け継いでいくのか。
それを考えたうえで、お墓という形を変えることも、ひとつの選択です。
墓じまいは「終わり」ではなく、新しい供養の形への第一歩。
「そらのあと」は、そんな想いで墓じまいをお手伝いします。
「そらのあと」の墓じまいサポート
墓じまいでは、
「どこへ移せばいいのかわからない」
「お寺にどう相談したらいいのかわからない」
「行政の手続きが難しそう」
「墓石の撤去だけでなく、納骨までお願いしたい」
など、さまざまな悩みが出てきます。
「そらのあと」では、墓石の撤去だけを請け負うのではなく、墓じまい・改葬に必要な一連の流れをサポートします。
「そらのあと」が大切にしていること
① 改葬先のご相談
ご家族の状況や希望を伺い、今後の供養まで考えた改葬先をご提案します。
② 現地確認・お見積もり
現在のお墓を確認し、必要な工事や手続きを整理します。
③ 寺院との相談・交渉
寺院墓地の場合も、これまでのお付き合いに配慮しながら、お寺との相談をサポートします。
④ 行政手続きのサポート
改葬に必要な手続きについて、できる限りわかりやすくサポートします。
⑤ 法要・僧侶の手配
宗派やご希望に応じて、閉眼供養などの僧侶の手配についてもご相談いただけます。
⑥ 墓石の撤去・原状回復
墓石の撤去から墓地の原状回復まで対応します。
⑦ ご遺骨の移動
取り出したご遺骨を、決められた改葬先へ移します。
⑧ 納骨・供養
新しい供養先での納骨までサポートします。
⑨ 最後まで一貫してサポート
「墓石を撤去して終わり」ではなく、最後の納骨までを一つの流れとして考えます。
墓じまいでお悩みなら「そらのあと」へ
墓じまいには、決まった一つの正解があるわけではありません。
お墓の場所、ご家族の状況、宗派、費用、これからの供養の考え方によって、適した方法は変わります。
だからこそ、「とりあえず墓石を撤去する」のではなく、
「その後、ご遺骨をどう供養するのか」
まで一緒に考えることが大切です。
「そらのあと」は、老後の身元保証や終活支援から、葬儀、死後事務、相続、空き家対策、お墓の管理まで、一つの窓口でサポートしています。
墓じまいをするか迷っている段階でも構いません。
「何から始めればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
見送りのあとも、寄り添いつづける。
それが「そらのあと」の想いです。
墓じまい・改葬のご相談はこちら
「墓じまいについて相談したい」
「お墓の後継者がいない」
「子どもに負担を残したくない」
「永代供養について知りたい」
「お寺への相談からお願いしたい」
このようなお悩みも、お気軽にご相談ください。
そらのあと|終活設計コンシェルジュ 廣川 孝治
TEL:090-4810-1173[10:00~17:00/お問い合わせは年中無休]
老後と葬儀後に必要なことを、窓口ひとつで。

